補助人工心臓(VAD)とは
「心不全患者に対して心機能を機械的に補助する装置」のこと。
植込み型補助人工心臓のほとんどはLVADのことで「左心」を補助しています。
国内では4~5種類ほどの植込み型補助人工心臓があります。
下の写真はもっとも多く使用されている「Heart Mate II」です。
血液ポンプの中に羽根つきの回転子がついており、これが高速回転することで流量を生み出しています。
血液ポンプが回転するだけなので調整する項目は「回転数」のみですが、拍動指数(PI)や電力(W)などでモニタリングします。
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参考にした資料
[参考書]必携! 在宅VAD管理 植込型補助人工心臓による治療の進歩とQOLの向上(日本人工臓器学会,2019)
[指針]重症心不全に対する植込型補助人工心臓治療ガイドライン(各学会,2021)