忙しい人のために結論から言います。ME1種は
過去問をひたすら解けばいい!!
昨年2017年の話ですが、第23回第1種ME技術実力検定試験を午前・午後ともに初回で総合合格しました!!!飛び上がるように喜んでた覚えがあります。
ME1種試験の意義
そもそもME1種は何のためにあるの?まずは意義の確認をしましょう。
「ME機器・システム(以下、ME機器という)および関連設備の保守・安全管理を中心に、総合的に管理する専門的知識・技術を有し、かつ他の医療従事者に対し、ME機器および関連設備に関する教育・指導ができる資質を検定する」
(引用元:ME技術教育委員会_第1種ME技術実力検定試験)
なんとなく意味が分かるくらいでいいと思います。
自分も実際仕事に変化があったわけでもなく、ここに書いてあるような「教育・指導ができる資質」があるかを言われるとそんなに・・・
しかし意義を知っておくと問題の出題傾向がわかったりするので理解して損はないですね。
体験談について
何より大変だったのはやはり勉強です。できるだけ確実に合格するための勉強法がないかネットで調べてみると、多くの体験談が載ってました
多くの意見が「過去問を解けばいい」的なことを書いており、みんな頭がいいんだろうな。。。と、なぜか試験を受ける前からふてくされ気味。。。
他の方の体験談を信用するしかないので過去問を解いていきます。
解いている間に「ほんとにこの勉強法でいいんだろうか・・・」とちょいちょい考えてしまいます。
そのつど、合格者の体験談を読んでは、みんな過去問を解いていることを再認識。
「自分は間違ってない、間違ってないんだ、」と自己暗示しながら勉強していた記憶があります。
そんな勉強を頑張っている人たちの自己暗示に少しでも手助けできればなと思い、自分も記録を残そうと思います。ご参考までに
早めに勉強開始!
とりあえずME技術教育委員会ホームページより5年分の過去問を買いました
一冊3000円とか高くないか。。。

実際の勉強スケジュールを表で表すと下のような感じです。
2017年(平成29年)

※6月25日は試験日です。
毎日、一冊の過去問を全問解いているわけではなく、
1月10日~3月22日の間で1冊(第21回)
3月23日~4月6日の間で1冊(第20回)
・・・
という意味です。
基本的には自宅で学習し、気分で図書館に行ったり、職場の休憩スペースでしてみたり
まずはあえて二年前の過去問(第21回)から後ろにさかのぼりながら解きました。
ある程度の問題が解けるようになったら、昨年の過去問(第22回)を模擬試験感覚で解いてみよう。という考えです。
早めに勉強を取り掛かった方がいいと思い、1月から過去問を開いてみたのはいいですが、
いざ時間がたくさんあると思うとダラダラと勉強してしまいますね。
ベッドの上で眺めたりすることが多かったです^^;
上の表を見ると時間があるとはいえ、最初の1冊を1カ月以上かけて解くなまけっぷりがお恥ずかしい。。
しかし!最後の方は頑張りました!
国家試験より難しい?
実は3月まで学生だったので、3月5日は臨床工学技士の国家試験でした
ME1種の問題を解いてて思ったのですが、電気系の計算や医療機器関連の問題が臨床工学技士国家試験の問題とところどころ似てる部分がありました
しかし、国家試験とME1種どちらが難しい?と問われると、自分なら間違いなく「ME1種」と言います。
ME1種は「解説を読んでもわからない」のです。
そして「選択問題だけじゃない」のです。運頼みをする自分からすれば実力勝負という不愉快な試験内容です。
そんな不愉快な試験内容(過去問)も、古いのは無料で見られるみたいです。
小論文の勉強
小論文はあまり勉強しませんでした。
持っている5冊の全過去問(5つの題材)を一回ずつ、とりあえず解いてみた、だけです。
正解・不正解が分からない小論文に時間をかけるより、他の計算問題や暗記問題にカロリーを費やす方がいいだろうと思ったのです。
小論文はとりあえず使えそうなキーワード(EBM、インフォームドコンセント、など)をネットや教科書で再確認して試験に臨みました
迫りくる試験日。。。

5月あたりになると勉強のやり方に不安を感じだしたので、効率を上げるためにわからない問題だけを抜粋しました。
意味を理解していて、類似問題が出ても確実に解ける問題には何も付箋を付けず、
解けない問題 or 解くことはできるが解説を見た方がよい問題、に付箋を付けました。
するとびっくりするぐらい付箋が多くなりました。。。
まあ、結果的に一冊を解くスピードは早くなったので無駄ではないかなと思います
6月は付箋のとこだけを解きました。
スケジュールを見てわかると思いますが、最後の方は一日一冊とかなり追い込みました^^;
市販のテキストも見た方がいい?

2種のように全く同じ問題は出ませんが、1種はそれなりに似た問題が多く出題されます。
なので過去問の解説が重要になってきます。他の体験談でも言われてるかと思います
計算問題は計算方法を、暗記問題は類似したキーワードを理解するのが無難かと思います
ですから過去問と同様にテキストも販売されていますが、1,2回ほどしか開いてないです
自分は知人からいただきました。
講習会があるけど。。。
毎年4月ごろに講習会が開かれてます。
講習を受けた方がいいのか、経験のある知人に聞くと
「行かなくていいと思う」
なんて言うもんだから行かなかったです
細かく言うと非難を浴びそうなのでこの辺に(笑)
ひとこと言わせてください!!
解説を読んでも理解できない問題が度々出てきます。計算問題は特にです^^;
専門分野の知人に聞く。教科書やネット等で調べる。それでも理解できない問題は答えを丸暗記
不思議なことに、丸暗記した問題でも何度か解いていくうちに、フワッと閃いて理解できることが時々あります
ここで間違って認識してほしくないのが、最初から丸暗記することです。
まずは理解しようとあの手この手使って調べて下さい。
理解して覚えた方が覚える容量もコンパクトに且つ汎用性も高いです。
調べて理解できなかったとしても1問に時間をかけるほど、その1問にいろんな考察が現れます。
その問題に向き合い、考える機会が多いほどその時間が「思い出」として記憶されます。
意味が分からないのに「この問題はなぜかこう解く」「こう考えれば答えを導き出せる」などなど
なんというか、ただの丸暗記と質が違うのです。
丸暗記は最終手段であって、最初から最終手段を使うのは迂闊ということを伝えたかったのです。
一種を受けたいと言って落ちる。もしくは勉強の段階で挫折する人は丸暗記に走る傾向があるような気がします。
いざ、試験会場へ!
LINE通話で一緒に勉強していた知人と前日までみっちり勉強し終え、いよいよ入場。
部屋は思ったより広く、ヒソヒソと話し声が聞こえるくらい静かでした。
受験番号はなぜか1番だったので、席は先頭でした。(応募順??)
ここまで来ると試験に対して不安はあまりなく、ドキドキしてましたが早く実力を試してみたい衝動に駆られていました。
過去問や自分で作ったであろうノートを机に広げ、眺めている人が多かったですが、自分はここまで勉強してきたんだというプライドが沸き起こったので、試験開始まで筆記用具だけを広げて待ってました。
試験開始
問題をめくり、一門目をサッと目視。
うん、。。よくわかんない
深く読み直してみると、過去に似た問題が頭をよぎり、そのままなんとか解答。
過去問を解いていてわかることですが、問題の中には記号だけでなく文章で答える問題があります。
解答用紙は順番通りではなく若干ずれていますが、問題用紙に回答場所の説明が記載されており、ちゃんとわかるようになっています!ご安心を
試験終了し、仲間たちとお別れしたあと自宅で試験結果が届くのを待ちました。
合格通知
2か月後くらいだったと思います。一緒に受けた知人たちからLINEが届きました。
みんな不合格という連絡でした。自分も急いで帰ってポストの中を除くと一通の郵便物が入ってました。
小さくて書類が入っていないかのように軽い。。。
不合格を覚悟して開くと合格でした!!!

293点でだいたい6割くらいですね
他の体験談で260点ほどでも合格されている方がいるのでボーダーは超えているのかな?
正確な合格の基準点は自分もわからないです。
ME1種に合格したので、次は臨床ME専門認定士ですね!
最後に
以上です。参考になったでしょうか?
ME1種を受ける!て言う人は自分も踏まえ、冷めた言い方で申し訳ないのですが、ほとんどの方が一時的なやる気だと思います。
過去問を理解すれば試験は解けるようになってます。
なので一番難しいのは「試験内容」ではなく「勉強を持続的にすること」だと感じました。
ほんとに頑張ってください。
今後受験される方の検討を祈りますm(__)m