日記 集中治療室(ICU)

アフェレシス研修会に行ってきました

投稿日:12月 24, 2018 更新日:

一般社団法人:日本アフェレシス学会が主催する「第6回アフェレシス研修会」が福岡県の久留米市で行われました!!

「研修会」と聞くと、人の話を聞くだけでなく、頭も使ったり、面倒なイメージがある方もいることでしょう。

実際に人の話をたくさん聞きました。頭もたくさん使いました。

でも、とても満足しました^^^^^^^^ 内容が幅広く、根深い、そして研修以外にもいろんな体験があるので、素人の方、達人の方でも楽しめると思います。

そんな内容について、お話させていただきます。

これを見ていただいた人にもぜひ、参加してみてほしいです^^   ※日本アフェレシス学会の学会認定技士の認定申請(6単位/回)が取得できます。  (日本アフェレシス学会より)



目的

「若手の医師、看護師、臨床工学技士などを対象にアフェレシスに関する基礎的な知識・技術の習得」となっています。

知識・技術の習得はもちろんのこと、同じ境遇の仲間ができたり、メーカーさんたちと信頼が深まったりと目的以上の成果は得られました。

今後に活かせそうです^^^^



大まかな日程

一日目 アフェレシスの基礎知識に関する講義(夕方頃より)
二日目 各メーカーのよる講義と機器の体験
懇親会
三日目 症例を提示してのグループディスカッション(昼まで)

振り返ってみると、一日目は「基礎」、二日目が「技術」、三日目に「臨床」といったイメージを感じました。

順序を踏んでいて、DFPPや免疫吸着など所縁のない自分からしても紐解くように理解できました^^^^

細かな詳細はホームページを見られた方が分かりやすいかと思います^^
日本アフェレシス学会HP



まずは基礎から(一日目)

この日は大雨でバスが運休になり、遠い田舎の地から車で4時間かけて行きました^^;

会場に着いて手続きをすませたら講義です。

有名な先生方もいらっしゃいましたが、ほとんどの方が初対面です。

想像通りの少し沈痛なムードが漂っていました^^

講義の内容はアフェレシスの歴史・原理・トラブル対応などなど、幅広い。

先生個人の持論とかはなく、ガイドラインや指針に沿った共通認識の内容をわかりやすく噛み砕いて教えて頂きました^^

スライドの資料なんかも頂けて、持ち帰っていろいろ使えそうです^^^^^^

この日は顔を合わせる程度で特に会話をするわけでもなく解散となりました。



他施設の話(二日目)

会場につくと、グループが決められており、席も決められていました^^

自分のグループは自分と臨床工学技士(某大学病院・一年目)、臨床工学技士(某有名透析クリニック・ベテラン)、医師(某民間病院)の4人です^^

自分が仕事している領域をより踏み込んでたり、そもそも違う領域に触れていたり、新鮮な話題で脳が追いつくのに必死でした。



メーカーから直々にご教授

話をしているとあっという間に講義です。

メーカーさんから自社の機器の使用方法について教えて頂きました。

詳細は機器を触ってから。というので講義は短く、すぐにたくさんある機器を各社ごとに触らせてもらいました^^^^^^^^

先輩から教わった機器もメーカーさんから教わるとすごく新鮮。

病院で工夫している話はもちろん、中には「知らなかったこと」もたくさんありました^^



知らない機器

そしてそして、覚悟してましたが「一度も触れたことのない機械」です^^^^^^^^

通常はおそらく「こんな機械もあるんだ」で終わると思いますが、自分は「なんとかしてうちの病院で使えないかなぁ」と思って臨んでました^^^^^^^^

するとレンタルの話、保険適応の話、治療成績の話、どんどん聞きたいことが湧いてきました^^

「自分の病院で使うとしたら」といった姿勢で臨むと面白いのでぜひぜひオススメです!



この日の成果は?

学んだことは多く、自分のためになりましたが、利点はメーカーさんたちと仲良くなれたことだと思います。

こちら側が一方的に教わるばかりでなく、メーカーさんも学びの姿勢があってディスカッションに近い印象です。

院内で機器を使用していく上でも、わからないことをメーカーさんに直接聞きたくなる時はよくあることだと思います。

この研修会でいつでもメーカーさんに連絡できる環境ができ、強みになりました^^



懇親会

今振り返れば、この懇親会が今回の研修会で根幹だったのではないかなと思います(笑)

お昼はおいしいお弁当をいただけたのですが、夜はもっとおいしいご飯の出る場所で懇親会があるということでもちろん出席しました^^^^

会場につくとかなり豪華。自分には勿体ない食べ物ばかりでした(笑)

講師の方々のあいさつが終わったところで乾杯しました^^

開催のお礼と顔を覚えてほしかったので、講師の方々に挨拶にいきました^^



変わった境遇の方も・・・

近くの席にいた方の話を聞くとなんと看護師!!しかも研究室で働いていて機械を作っている!!とのこと。

とにかくいろんな人がいるもので、、、

当院とも今後つながりがあることを期待したいです^^

とにかく話題が尽きず刺激的でした(笑)



頑張りを見てくれている人もいる!

まだ職務経験も浅く、いろんな学会等でこちらから話を伺うことばかりですが、今回初めて「伺われる」場面がありました。

メーカーさんですが、自分の活動を知っていて、バックアップして下さるとのことで挨拶に来られました。

認められたような気がして素直にうれしかったです^^^^^^^^



なにやら話し声が・・・

話に夢中で食べていなかった豪華な料理に手をつけていたら、近くで人が集まって輪を作っているではありませんか。

漏れてくる話に耳を傾けるとDFPPの置換量?の検討をされていました。

中にはベテランの方も多く、歴に関わらずみんな必死なんだなと実感しました。

熟練者でも現状に満足しない覇気ある姿を見せられると、自分も早く一人前になれるよう頑張ろうと思いました。

他にもまだまだありますが、外でできないような話や他愛もない会話でもすべてが刺激的でした。



グループディスカッション(三日目)

これまでの集大成となるグループディスカッションです。

各グループで一題ずつ症例を与えられました^^

一日目と二日目の知識、これまでの臨床経験を駆使して症例検討をしました。

自分たちのグループは「敗血症に対するCRRT」です。

せっかくの機会なので、できるだけ自分なりの考えを言いました。周りも意見を言い合えるような環境で雰囲気が良かったです^^

中でも意表を突かれたのが医師の意見です。

自分は急性の患者を診る機会が多いのですが、先生は慢性の患者を診る機会が多いとおっしゃってました。

そのせいかどうかは分かりませんが、少し値が高いだけでも見落とされなかったです。

重症例ばかりを見ていると、まだ大丈夫だろうと思う値が幅広く「限界値」を気にしがちですが、ある程度落ち着いた慢性の値を見ることが多いと「最良値」を気にする傾向にあるのだろうかと感じました。

医療界ではとにかく「話し合い」「多職種連携」という言葉をよく耳にしますが、いろんな点に気づけたり、勉強になったりと実感しました^^

一日目、二日目にはない臨床的な話が多く、マニュアルにこだわらない考えが身についたような気がします^^

講師の先生方も、周りに意見を促すような場面が見られ、いろんな考えを導き出す姿勢が見てとれました。

いつも資料ばかりで文面でしか見ないキーワードが実際に言葉で交わされると「みんな同じ道を辿っているんだな」と仲間意識すら覚えます(笑)



研修会終了!!

全日程が終了すると終了した証として賞状が渡されます。一人ずつ丁寧でした^^

個人的にはあっという間な気がしました。

集合写真も取って解散となりました。

自分は愛読しているポケットマニュアルを片手に先生のとこに行き、写真を撮っていただきました!



最後に

いち受講者として、感想を一言で表すと「とにかくみんな必死!」です(笑)

誰が偉くて、誰が下っ端とか気にならず、みんなが同じ目線で話し合って解決に向かっていく。そんな姿勢が伝わりました^^

そして、熱いです。

自分も病院内では冷めた目で見られることがよくありますが、そんな自分でも「そこまで追求するもの!?」と思う場面がありました。

そもそもアフェレシス治療は頻繁にやってる施設は少なく、アフェレシスが好き!なんて言うと「変わり者」だと思われた方もいることだと思います。

ひたむきな姿がとても他人とは思えず、みんな同じ境遇なんだ、仲間だ、頑張ろう。そう思える研修会ではないかと思います。

一回の研修会で知識が抜群に身に付くわけではないと思います、「考え方」や「モチベーション」といった収穫が大きいのではないでしょうか。

まだまだ覚えること、経験することがたくさんだと思います。一人ではないです。一丸となって頑張りましょう^^^^

※補足※
名刺をたくさん渡しました。多めに持っていかれた方が良いかもしれません^^








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