日記 血液浄化 集中治療室(ICU)

矛盾だらけ!急性血液浄化認定施設の申請

投稿日:7月 10, 2020 更新日:

先日、当院も日本急性血液浄化学会の認定施設になりました。

麻酔科の医師と協力しながら認定施設の申請を行いました。

今回は施設認定で実際に行った手続きについてお話します。

手続きの中で「おかしい」と思う場面があったので、それも込みでお話したいと思います。

日本急性血液浄化学会HPはこちら





認定制度

急性血液浄化学会では「認定指導者」と「認定施設」という認定制度があります。

なにかと医療行為ができるようになる資格ではないですが、急性血液浄化療法の安全と充実を図ることが目的で、学会公認の認定医・認定技士、認定施設というものです。

自分は認定指導者になろうと思い、規則を読んでみると認定指導者になるには認定施設での経験が必要みたいです。





認定の手続き

当院は認定施設ではないので、当院を認定手続きすることにしました。

認定施設は『書類審査』によって決まります。必要な書類はホームページに書式があるので必要事項を記入します。

協力していただく医師の方には申請費を準備してもらいました。

必要なものがそろったので、まとめて送付しました。





申請ができないだと?

数週間後に学会からメールが届いたので確認すると、なにか様子がおかしい。

メールの内容を熟読する。

次に、ホームページの規則を熟読する。

なるほど

どうやら認定施設になるためには認定指導者が必要みたいですね。




認定制度規則

指定施設(認定施設)
第12条
急性血液浄化に従事する医師・臨床工学技士・看護師等の日本急性血液浄化学会認定指導者による教育指導体制がとられていること
「日本急性血液浄化学会HP」より抜粋



加えて面白いことに認定指導者になるのは上述した通り認定施設での経験が必要みたいです。




認定制度規則

認定指導者
第6条
第12条で指定された指定施設において3年以上の勤務経験を有すること
「日本急性血液浄化学会HP」より抜粋



つまりは

認定施設になるには認定指導者が必要

認定指導者になるには認定施設が必要

どうしろというのだ。

認定施設に転職して働けばいいのか?

当院に認定指導者を呼べばいいのか?

仮にそうしろと言われたとしても

日本で最初に認定指導者になった人は、どのようにして認定指導者になったのか。

はたまた、日本で最初に認定施設になった病院は、どのようにして認定施設になったのか。

疑問が尽きない。。。

学会独自の認定制度なら、柔軟に対応してくれてもよかろうに。





と思っていた矢先

メール文の最後の方に

「認定指導者の申請をしていただければ審査を引き受けます」との記載が。

さらに認定施設も同時進行で進めてくれるとのこと。

つまりは

認定施設ではないが認定指導者の審査をしてくれて、それと同時に認定施設の審査もしてくれるとのこと。

話が分かるではないか。

なんて、のんきなことを言っている場合ではない。

そもそも申請の書類提出は期日ギリギリだったため与えられた時間は短い。

さらには関連学会の点数、経験など自分には認定指導者の申請に必要なものが足りない。

どうしましょ。

すると一緒に協力していただいた医師が

「僕ならできるよ」と言ってくれました。

講演や学会発表、論文など学術を幅広く活動している医師だったため、申請そのものは余裕でした。

大変なのは承知でしたが、先生には取り急ぎ書類を準備してもらいました。





施設認定完了!

先生のお力に頼る形になりましたが

無事に審査通過

認定指導者、認定施設ともに登録されました。

当院の地域性を考慮すると

最初から極端に難しい話ではなかったと思います。

こういった特殊事例もあるということで

今回記事にしてみました。

次は認定指導者ですね

頑張ります。





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